金沢の稀少伝統工芸である加賀象嵌のお話を中心に、その他趣味のお話もちょろちょろと…。


by pa-pen
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一人でブツブツ…

ちょっと前にあった皆既月蝕の時や、世界陸上の時などレポーターの人が使っていた
「赤銅色(しゃくどういろ)」という言葉。
最近ニュース等を見ていてもよく使われているのを耳にするのですが、色金をよく使う金工作家としてはちょっぴり納得いきません。

そもそも一般の人って赤銅といわれてどんなものか分かるのでしょうか??
私はこの仕事につくまで知りませんでした。

赤銅とは銅に金を数%混ぜた合金の事なのですが、赤銅自体の元々の色はこんな色です↓
d0128864_22193643.jpg

ちょっと分かりにくいですが、淡いピンクのような色です。

で、金工作家の中で赤銅と言うと、これを薬品で煮て煮色着色したこんな色↓(下の写真中央の丸)がメジャーです。
黒い部分が赤銅なのですが「カラスの濡れ羽色」と言われ、深みのある黒色です。
d0128864_22514083.jpg



赤銅はただ放っておいても一般的に赤銅色と言われるような赤茶にはならないんですよねぇ。
ちょっと熱をかけると赤茶っぽくならない事もないですが…。

赤い銅っていう、漢字のイメージだけで表現している気がして…。
赤銅の深みある黒色が好きな私としては、なんだか納得いかないのでありました。
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Commented by パーママ at 2007-10-01 08:59 x
なるほど・・・赤銅色ってこんなんだったのね~。
これからは、簡単に使えなくなりそう・・・

でも、他の人に説明するのも大変だし、理屈っぽい女!って思われそうだね。
これは、隠れた教養ということにしておきましょう。
Commented by pa-pen at 2007-10-01 21:36
☆パーママ
ま、辞典に載ってる赤銅色は赤茶の事だから、一般的には赤茶で正解なんだけどね〜。
by pa-pen | 2007-09-26 23:04 | 加賀象嵌(制作過程) | Comments(2)