金沢の稀少伝統工芸である加賀象嵌のお話を中心に、その他趣味のお話もちょろちょろと…。


by pa-pen
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はずれた…

先日はタガネが折れましたが…


昨日は象嵌が外れました…。



d0128864_9245722.jpg




ま、制作中に1回はある事なんですが…

でも凹みます。



そういえば、象嵌の手順を載せた事ないですね。


ちょろっとご紹介。

まずは嵌め込む部分を彫りまして「アリ溝」と言う溝を掘り入れます。
アリ溝とは、嵌め込んだ金属が剥がれないようにする為の溝なのですが…
文章ではなんとも説明しにくいですねぇ…。

ちなみに彫りは象嵌タガネ、アリ溝はアリタガネと、それぞれ行程別に道具も替えます。


d0128864_9294746.jpg



で、彫った部分にぴったり合うよう、嵌める金属を切り出します。

d0128864_9301879.jpg


ぴったり合う事を確認しまして…
d0128864_934082.jpg


これを焼き鈍し(やきなまし)まして(熱した後に徐冷することで、金属の組織結合を軟化させ、柔らかくすることです)嵌め込みます。


d0128864_9344085.jpg


で、打ち込みタガネと言うもので打ち込んでいき、アリ溝までしっかり嵌め込みます。

d0128864_9351661.jpg


これをヤスリで削り、研磨すると完成です。

d0128864_9361291.jpg


向かって左面が嵌め込んだ状態。
手持ちの材料の関係で、全体的にもりもりしてますが、本当はここまでもりもりしません(苦笑)。

向かって右面がヤスリで削った状態。

上面はこれから彫る状態ですね。


ざっとこんな感じです。


タガネや細かい所は、軽く企業秘密な感じで(笑)。
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by pa-pen | 2008-03-12 09:39 | 加賀象嵌(制作過程) | Comments(0)