随想録その2「今の私の死生観について第2部」
2021年 04月 02日
自身の死生観について書いてみようかなと思い書き出した随想録第2弾。
さらりと書くつもりが、過去を説明しないと誤解を招く死生観な為、予定より長くなっております😅
第4部くらいまで続くかもしれません…。
というわけで第2弾第2部です。
第2部も暗いです。
こんな暗い話になる予定ではなかったのですが、思いの外自分の人生が波瀾万丈でした(笑)。
母は長くは生きられないと思っておりましたので、元気な内に(とはいえ末期癌ですが)結婚して子供を産みたいという想いが強くありました。
ご縁に恵まれ、年若くして結婚する事が出来たのですが、残念ながら子供には恵まれませんでした。
自分より後に結婚した友人たちはどんどん子供に恵まれるのに、自分の元には来てくれない。
ニュースを見れば、虐待のニュース。
望んでもいない、子供を大切にできない人の元には子供が産まれるのに、心から望んでいる私の元には来てくれない。
外に出ると目につくのは妊婦ばかり。
友人知人親戚に顔を合わせれば
「子供はまだか」と聞かれ、人によっては
「作り方を教えてやろうか」などと言われ…
日に日に自分は無価値な人間なんだという想いに苛まれ、泣かない日はない日々でした。
当時は今ほど不妊治療に対する庇護はありませんでしたし、男性不妊という認識は世の中にはほぼありませんでしたから、子供ができないことはほぼほぼ女性の責任でした。
本当に辛く、毎日死ぬことばかり考えていましたが、自分が死ねば、おそらく母も生きる気力を失ってしまう…。
自分は死ぬことすらも許されないのかと、自殺のニュースを羨ましく思うほど追い詰められた日々でした。
結局、不妊治療に耐えられなくなり、子供に恵まれなくとも、夫婦二人仲良く生きていければ…と考えるようになった私と、子供のいる生活を願った主人とでは共に生きる事が難しく、離婚する事となりました。
そしてその1年後、母は他界しました。
というわけで第2部終わりです。
暗い…。
暗すぎますね。
死生観というテーマ自体重いですしね。
ただ私の死生観自体は非常ににシンプルなんです。
シンプルすぎて、それだけ書くと誤解されそうなので、そうなった経緯を書いているわけですが…
暗い上に長いので、書きながら申し訳なくなってきました(苦笑)
by pa-pen
| 2021-04-02 09:33
| 随想録
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