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子宮とお別れした日〜入院前編〜

子宮筋腫が沢山できることを多発性子宮筋腫というそうです。

沢山できても日常何の問題もなく過ごせる方もいらっしゃるそうですが、私はそうはいきませんでした。

寝込むような激痛は月に2〜3回程度でしたが、毎日毎秒、お腹の中から小さな針で刺されているような…チミチミとつねられているような、そんな痛みが持続しておりました。

小さな痛みですので、我慢できないわけではありません。
ですが、我慢が起きている間ずっと続きます。


小さなストレスが積み重なり、慢性的な疲労に悩まされるようになりました。


少し働くと体を横にしたくなる。
仕事に対する集中力も目に見えて無くなりました。

以前のように制作を進められない自分が情けなく、ストレスは溜まる一方。


毎日飲む痛み止めもストレスでした。
日に2〜3錠痛み止めを飲みますので、体に良いわけがありません。
こんなに毎日痛み止めを飲んで大丈夫なんだろうかと不安に思いつつも、飲まないと仕事にならない。


月に一週間程ある出張中は日中、体を横にする時間も場所もありませんので、ひたすら我慢の日々。

目覚めと共に痛いお腹をさすって、仕事場に行きたくなくて、泣きながら化粧をした日は1〜2日ではありません。


子宮全摘になるかもしれないと言うのは、子供を産んでいない私にとって、どう受け入れるべき事なのか難しい想いもありましたが、そこに日常の辛さから解放されたい想いの方が勝りました。

意を決して受けたセカンドオピニオン。
セカンドオピニオン…と言うよりは、元々通っていた婦人科は筋腫の手術ができない場所でしたので、ある意味メインオピニオンなのかもしれません。

まずはしっかり状況を見る為MRIを…と受けた画像を見てびっくり😳

子宮とお別れした日〜入院前編〜_d0128864_05205402.jpg


一部分の映像ですが、黒い丸は全て筋腫です。
下腹部はほぼほぼ筋腫で埋まっていました。

画像を見て数えられるだけでも10個以上。


今まで素人目には何が映っているのかよく分からない超音波映像だけを見てきておりましたので、このMRIの画像を見て、自分が思っている以上に存在する筋腫に驚くと共に、とてもホッとしました。

今までの体の不調は、自分の思い込みや精神的なところからくるものではなかったと改めて分かり、なんとなく許されたような気持ちになったんです。

ここからは、いよいよ現実となった子宮全摘と向き合います。

続きは〜気持ちの整理編〜で。

by pa-pen | 2022-05-29 05:02 | 随想録 | Comments(0)

金沢の稀少伝統工芸である加賀象嵌のお話を中心に、その他趣味のお話もちょろちょろと…。


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